平成22年度 研究・研修計画
1. 研究主題
「自ら学び、心豊かに生きていく生徒の育成」
学習指導 副題 〜「言語活動の充実に視点を当てて」〜
2. 主題設定の理由
(1) 学習指導要領と時代の要請から
昨年度から移行期間を迎えた新学習指導要領は、教育基本法や学校教育法の改正などを踏まえ、
「生きる力」を育むという現行学習指導要領の理念を実現するため、その具体的な手立てを確立する観点から改訂されたものである。従って、本年度の研究・研修の推進にあたっては、両学習指導要領に共通する理念として示されている「生きる力」の育成が最も重要である。
今回の改訂では、各教科等における言語活動の充実が教育課程実施上の配慮事項の第一に挙げられている。言語に関する能力が学習活動の基盤ともなり、豊かな心を育む上でも重要だからである。そこで、本年度は各教科等の指導に当たって、基礎的・基本的な知識や技能の活用を図る学習活動を重視するとともに、言語に対する関心や理解を深め、言語に関する能力の育成を図る上で必要な言語環境を整え、様々な場面で実践し、記録をとり方向性を見いだしながら、生徒の言語活動を充実させていきたいと考える。
(2) 本校の教育目標と生徒の実態から
本校は建学の理念として「自主・自立・自学」を掲げ、教育目標として「自ら学ぶ意欲をもち健康で明るく心豊かな生徒の育成」を設定している。その目標の具現化のために、「自ら学ぶ意欲を持ち努力する生徒(探究する学習)」「健康で明るく自らの力でたくましく生きる生徒(健康な体)」「自らを律し他と協調できる生徒(豊かな心)」の三つの生徒像を掲げ、全教育活動を通してこれらの具現化に取り組んでいる。
本校の生徒は明るく素直で、生活態度も全般的に落ち着いている。気持ちのよい挨拶ができる生徒が多く、行事にも意欲的に取り組んでいる。しかし、自己中心的でわがままを押し通す生徒や、一度崩れた人間関係を修復するのが難しく自分の殻に閉じこもってしまう子どももいる。また、基本的学習習慣(忘れ物をしない、宿題をきちんとやる、提出物を期日に出す等)が身に付いていない生徒や基礎的な学力(読み書き計算)が不十分な生徒も少なくない。
言語は全ての学習の基盤となり、論理的思考だけでなく、コミュニケーションや感性、情緒の基盤ともなっている。そこで言語環境の整備と言語活動の充実に視点を当てていくことにより、「確かな学力」や「豊かな心」からなる「生きる力」の育成を図りたいと考え、本主題を設定した。
3. 研究目標
(1)生徒の言語活動が適正に行われるために、学校全体の言語環境を整える。
(2)「生きる力」を育むことで各教科等での言語活動の充実を図る。
4. 研究仮説
(1)学校生活全体における言語環境を整えれば、生徒の言語活動がより充実し、心豊かに生きていくであろう。
(2)各教科等における学力を言語活動育成の観点から分析し、再構築して指導にあたれば、基礎的・基本的な知識・技能が身につくとともに、思考力・判断力・表現力が育まれ、ひいては「生きる力」の育成を図り、自ら学ぶ生徒の育成が図れるであろう。
5. 研究内容
(1)学校生活全体における言語環境を整える。
(2)各教科等の特性を生かした言語活動を具体的に実践し、効果的な指導法を見出す。
6. 本年度の研修の重点課題
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全体研修 |
教科等研修 |
総合的な学習 |
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1 学習指導における言語活動の推進 2 言語環境の整備 |
1 教科等研修の充実 (言語活動の重視・指導法の工夫) 2 シラバスの内容の精選(言語活動の位置づけや内容) |
1 行事の中での言語活動充実の場の設定 1年生 校外学習、環境学習 2年生 職場体験、自然教室 3年生 修学旅行、進路選択 |
7. 各教科・領域の研究主題
国 語 : 自ら学び、自ら考え、豊かに表現する力の育成
〜言語活動の充実を図る指導法の工夫〜
社 会 : 主体的・意欲的に学ぶ生徒の育成
〜調べ学習・体験的学習を通しての基礎・基本の定着〜
数 学 : 既知の知識・技能を活用して、表現力を育成するための工夫
理 科 : 自ら学び、意欲的に自然を調べる態度を育み、表現できる学習のあり方の研究
英 語 : コミュニケーション能力の育成を目指した指導法の工夫
音 楽 : 表現活動における言語活動の充実を図る指導法について 美術 : 表現意欲を高めるための支援の工夫
〜言語活動を取り入れた指導法を通して〜
保 健 体 育 : 主体的に運動を楽しめる生徒の育成 〜言語活動の充実に視点をあてて〜
技術・家庭 : 表現活動における言語活動の充実を図る指導法の工夫
特 別 活 動 : 生きる力を身につけた生徒の育成
〜人との交流活動を通したコミュニケーション能力の育成〜
道 徳 : 他と協調し、心豊かに生きていく生徒の育成