平成21年度 研究・研修計画

1 研究主題

  自ら学び、心豊かに生きていく生徒の育成

 学習指導 副題

  〜基礎・基本の定着を目指した指導法の工夫〜

 道徳、特別活動、総合、特別支援教育 副題

  〜豊かな心を育む場の設定〜

 

2 主題設定の理由

(1)学習指導要領と時代の要請から

 学習指導要領のねらう「生きる力」は、「確かな学力」(知識・技能に加え自分で課題を見つけ、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力)、「豊かな人間性」(自らを律しつつ、他人を思いやる心や感動する心など)、「健康・体力」(たくましく生きるための健康や体力)という「知・徳・体」の三つから成っている。 

 昨年度報道された国際学習到達度調査(PISA)における「読解力」、「科学的リテラシー(応用力)」の点数の低下等の状況から、「学力低下」「理数離れ」が指摘されるようになった。その原因を「ゆとり教育」とし、学習指導要領が改訂され移行期間として実施されることになった。そのような中、まず教育現場に求められていることは、「確かな学力」の育成である。そのためには、目の前の子どもたちの「実態を的確に把握し」、「目標を明確に定めて」日々の教育活動に取り組むことであろう。

 学校二学期制も定着し、学習のスパンの長期化により授業時数が確保された。また、夏休み、冬休みが学期の一部に組み込まれることにより、7月12月にも学習指導や行事の設定ができるようになっている。このような中で学校生活という限られた時間の中で、ねらいを明確にして、価値ある体験を重ねながら「生きていく力」を身につけさせていく必要がある。

(2)本校の教育目標と生徒の実態から

 本校は建学の理念として「自主・自立・自学」を掲げ、教育目標として「自ら学ぶ意欲をもち健康で明るく心豊かな生徒の育成」を設定している。その目標の具現化のために、次のような生徒像を求めている。「自ら学ぶ意欲を持ち努力する生徒(探究する学習)」「健康で明るく自らの力でたくましく生きる生徒(健康な体)」「自らを律し他と協調できる生徒(豊かな心)」であり、全教育活動を通してこれらの具現化に取り組んでいる。

 本校の生徒は明るく素直で、生活態度も全般的に落ち着いている。気持ちのよい挨拶ができる者が多く、行事にも意欲的に取り組んでいる。しかし、自己中心的でわがままを押し通す生徒や、一度崩れた人間関係を修復するのが難しく自分の殻に閉じこもってしまう子どもが増えているという実態もある。一方、学力は県の平均とほぼ同じである(新3年生SS52 この3年間で徐々に向上している)ものの、基本的学習習慣(忘れ物をしない、宿題をきちんとやる、提出物を期日に出す等)が身に付いていない者や基礎的な学力(読み書き計算)が不十分な生徒も少なくない。

「生きる力」の育成を目指す中でも、教科指導においては「確かな学力」の定着を、教科外指導(道徳、特活、総合、特別支援)においては「豊かな心」の育成をねらい、本主題を設定した。

 

3 研究目標

(1) 意欲や考える力を高めるとともに、基礎・基本の徹底を図ることで、「確かな学力」の定着を目指す。

(2)多くの交流の場を通して「豊かな心」の育成を図り、心の教育の充実を目指す。

 

4 研究仮説

(1)生徒の実態を的確に把握した上で、評価基準を明確にした指導を重ね、基礎基本を徹底していくことで、生徒に「確かな学力」を身につけさせることができるであろう。

(2) 仲間や外部の人々との有意義な交流活動の場を設定し、経験を積ませていくことで、相手を思いやったり感動を分かち合ったりする心豊かな生徒が増えていくであろう。

 

5 研究内容

(1) 研究主題との関連と新指導要領の内容を考慮しながら、各教科等の研究主題と研究計画を立案し、実践する中で修正を加えていく。

(2) 生徒の実態把握を的確に行い、各教科において評価規準を明確にして基礎・基本の学習指導に取り組む。

(1)       「豊かな心」の育成を図る場面を授業や行事の中で設定し、実践を重ねさせながら人とよりよく関わることの大切さや難しさ・喜びを実体験させていく。

(2)       昨年度の実態調査をふまえ、シラバスを活用し生徒の変容を調査する。

 

6 本年度の研修の重点課題

全体研修

教科等研修

総合的な学習

1 道徳教育の推進

2 キャリア教育の推進

3 各種調査の実施

   県標準学テの分析と

指導内容の重点化

基礎・基本の定着化

4 評価方法についての共通理解(評価→評定)

5 教育相談の充実

1 教科等研修の充実

  (要請訪問の実施)

2 指導要領の改訂に伴うシラバスの作成(評価規準の明確化)と活用

3 キャリア教育の推進

4 道徳教育の推進

5 基礎・基本の定着への工夫(各教科の取り組み)

1 行事の中で有効な交流の場の設定

1年生…環境学習、校外学習

2年生…職場体験、自然教室

3年生…修学旅行、進路選択

2 キャリア教育との関連

3 環境学習の充実

4 道徳教育との関連


もどる